タイトル |
感想
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I,ROBOT |
深い!!!!!!!!
内容が深い。
僕が最近のハリウッド映画の内容に対して、
そこまで期待してへんかったからかもしれへんけど、
とてもおもろかった(^^)
テーマ自体は昔からある人間とロボットとの関係をテーマにしている。
「ターミネーター」などにも観られるが、一貫したロボットへの恐怖。
「AI」は違うねんけどね(その意味でも「AI」は素晴らしい。)
今作品はちょうどその二つが合わさった感じのストーリー!
ロボット・・誰の指摘を待つまでもなく機械である。
こんな感情を抱いた事はないだろうか?
携帯電話やパソコンが自分の思い通りに動かなかったとき、
腹を立てている自分に気付いた事はあるだろうか?
機械は支配するものという概念を、実は僕らも抱いているのではないだろうか?
この話は決して別世界の話ではないと思う。
いい大人たちが大騒ぎした2000年問題を覚えているだろうか?
機械と言う物の概念を再考する機会をくれる映画でした。
とても、興味深いお話やった!
内容は子どもから大人まで安心して見れるエンターテイメント映画やと思う。
アクションシーンも迫力あるので、映画館で見るのがお勧めな作品
ぜひぜひご覧あれ!!!
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VAN HELSING |
う~ん・・期待はずれ。
なんやこの映画は??
この系統が好きやない人は間違いなくビデオを待った方がいいです。
主役のヒュー・ジャックマンも間違いなく「ニューヨークの恋人」の方が個人的には良かった。
う~ん・・。
この映画には色々なモンスターが出てきます。
それだけの映画。
僕の好きなヴァンパイアもいまいちな描かれ方やし。
唯一の救いはヴァンパイアのしもべの女ヴァンパイアたちの胸元が豊満やった事くらい。
小学生~中学生の男子ならそれで楽しめるくらい。
それ以外の人はビデオで充分。
まぁ、映画館の音響とかが好きな人は映画館行けば?程度の映画やった。
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華氏911 |
「華氏911。それは自由が燃える温度」
かっこいいキャッチコピーである。
ちなみに僕らの慣れ親しんでいる摂氏に直すと摂氏 488゚Cですね。
かなり高温にならないと自由は燃えないみたいです。
まず、素直な感想としては今までのマイケル・ムーア監督の作品より
彼自身の露出部分が少なかった。
そこに期待している僕としては残念だった。
では、僕はこの作品をおもろないと思ったか?
答えはもちろんNO!である。
確かに、この作品は編集など監督のフィルターを通しての
ブッシュや9・11の事件についてが描かれているので、
すべてを額面どおり受け取る事は出来ない。
例えば、この事件についてイスラエルが全く描かれていないのはおかしい。
しかし、描いている事自体は事実であるのは間違いない。
それが重要なのだと思う。
今、世界で起こっていることの発端の一端が描かれている。
何を信じ、何に依存するか?
今まで島国日本では描かれなかったアメリカを知る機会をくれる作品である。
残酷なシーンが観れない人は観ない方が良いです。
この映画はブッシュと言う人間を批判的に描いています。
ただし、ある1視点から見たブッシュであると言う事もお忘れなく。
ブッシュがどんな人間か?
それをどのように考えるのかは個人の「自由」です。
「華氏911」
それは自由が燃える温度。
実にいいキャッチコピーだ。
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SPIDERMAN 2 |
完璧に前作の続きでした。
スパイダーマンが街を駆け巡るシーンとかは
前作より躍動感があり、迫力があった。
そのうえ、人間模様や心情などヒューマンの部分も細かく描かれており、
作品のグレードがかなりアップしてる感じを受けました。
内容は安定しているし、ヒーローものやし
観に行って失敗はない作品でした。
アクションなので映画館の迫力ある映像で見るのがお勧めの作品でした。
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STEAMBOY |
価値観や見解の多様性。
良く聴く言葉である。
どの価値が良く、どの価値が悪いのか。
それぞれに長短がある。
それを自分の判断で選ぶ事の大切さをこの物語は語っている。
科学、平等、真理の探究という難解なテーマを根底にしながらも、
娯楽アニメ映画として楽しい冒険ファンタジー作品として見事に描いている。
未来を生かすも殺すも自分達しだいと言う事を教えてくれる
特に子ども達に見てほしい夢あふれる映画でした(^^)
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キング・アーサー |
ブリテン島。 この島を聞いて何を思い描くか? それは人それぞれであろう。
では、この島には何人が住むか? そう問えば、今のイギリス人、つまりアングロ・サクソン人と答える人が多いと思う。
この映画には主に3つの民族が出てきます。 ローマ人、サクソン人、ブリテン人である。
「民族」と言う概念。 元々ブリテン人の土地をローマ人が奪い、今はサクソン人が侵略してきつつある状況。
それが、この映画の設定場面である。 少なくとも、僕は日本と言う国に上手く教育されてきたので、
「民族」と言う概念を抱きにくい現在である。 当たり前のように日本人は日本人と思っています。 しかし、日本にも大和民族以外にも、アイヌ民族、琉球民族など
様々な民族がいるのである。 その事を改めて考えさせられた映画であった。
この映画はとても熱い人間達の映画である。 そして、有名な物語を原作にしているので安心して観れる映画やと思います。
しかし、無駄にダラダラしてるシーンもあったので値段を付けるなら1000円くらいの映画でした。
世界史が好きな人にはお勧めできます。
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SHREK 2 |
前作に引き続きかなりおもしろかったです。
おとぎ話を皮肉っているあたりは今作も健在で非常に面白い。
話としては落ち着いて見れる話やし、まさに子供から大人まで観れるエンターテイメントである。
世の中は偏見に満ち溢れているが、そのことに気付くのは難しいことがある。
シュレックはこの偏見を打ち破るためにも良い教育教材やと思う。
夏休みやし、特に多くの子ども達に観てもらいたい。
そして、価値観の多様性を認識し、お互いを認め合えるようになって欲しい。
アニメーションだからこそ出来る事をシュレックは行っていると思う。
偉そうな事を言いいましたが、本当に面白かった!!
ぜひぜひ観てもらいたい作品です!!
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Lost In Translation |
ロスト・イン・トランスレーションとは、翻訳の過程で意味などが正確には訳されず本来の意味が失われるという意味の事である。 この映画はアカデミー賞のオリジナル脚本賞を獲ったらしい。
簡単に言おう、外国人(アメリカ人)から見た、おかしな日本をただ描いているだけの映画です。
良く脚本賞が獲れたもんだ!!
ただ単に、外国映画が日本を描くときのいつものパターンで、戯画化され過ぎて描かれているのです。
例えば、サントリーのCM撮影をするというシーンがあります。
その時、CM撮影の監督が日本語で指示を出し、
通訳の日本人女性が主人公の男(俳優)にその日本語を英語に訳すというシーンです。
その時訳される英語が少したどたどしくて、正確に訳せてないというシーンです。
つまり「ロスト・イン・トランスレーション」が起こっているのです。
そこで僕は言いたい。
サントリー程の大企業のCMに関わる通訳がこんなにアホな筈はない。
つまり、戯画化しすぎているのである。
21世紀にもなって、まだ日本はこのような馬鹿げた描かれ方をされているのだ。
そこで、僕は何を思ったか・・。
このように日本が描かれているのは、確かに描く方の勉強不足もある。
しかし、それ以上に実は、描く方(外国)ではなく、描かれるほう(日本)にこそ問題があるのではないか?
つまり、日本は21世紀になっても外国に対して、正確に自分たちの情報を伝えられていないのではないか?と思ったのである。
これがもしそうなら、由々しき問題である。
これからもっと日本は国際社会から孤立することになりかねない。
それを変えれるのは今、日本に生きている僕たちです。
それぞれ、何が出来るか分かりませんが、それを模索するキッカケをこの映画からもらった気がしました。
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TROY |
前置き不要なほど宣伝をしている映画やし、
内容はギリシャ神話やし、とにかく大作を観て来ました。
感想は・・うん、お金使ってるねっていう映画でした。
あと、なぜ当時のギリシャの人々が英語を話しているのかは理解に苦しんだが、
映画館で観ても損はないかなっていう映画でした。
以下では映画を観て思ったことを書きます。
主役的な扱いで、トロイ戦争におけるギリシャ軍最大の英雄アキレス(ブラッド・ピット)が出てきます。
彼は、神と人間との間の子だからこそ、神に頼らず、己の武力のみを信じたのであろう。
映画の中でアキレスが神を崇める聖職者の女性に言った一言が忘れられない。
「人間には終わりがあるから美しいのだ」
神ではない、あくまで神と人間との間の子であるアキレスだからこそ、
神よりも人間が勝っている所を彼なりに考え抜いた末のセリフであったと思う。
その一言にふさわしくこの映画にはたくさんの人間が死んでいます。
その人間のそれぞれの死に美しさがあるのだろう。
しかし、ハリウッド映画らしくほとんど人の死がリアルに描かれていなくて、
美しさもなく、ただ死んだよ!っていう情報しか伝わりませんでした。
戦争ではたくさんの人が死にます。
その戦争を起こす理由は大抵くだらない事だということを
トロイという媒体を使って、
ハリウッド(アメリカ)自身が描いた点は評価できました。
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21grams |
命・・と言うより生命。
生命の重さとはどのくらいなのだろうか?
この映画のタイトル「21グラム」は客観的な生命の重さをまず観客に提示している。
あなたにとって親の生命はどの位の重さだろうか?
あなたにとって友達の生命はどの位の重さだろうか?
あなたにとって見ず知らずの他人の生命はどの位の重さだろうか?
主観的にはそれぞれ違う重さに感じるかも知れない。
ただこの映画のタイトルは「21グラム」である。
喜び。悲しみ。奇跡。愛情。憎悪。
様々な主観的評価により生命の重さは変わるのだろうか?
この映画は、時間軸をバラバラにして編集しているので、最初は物語の流れが良く分からないかもしれない。
しかし、最後には上手く一つの物語として編集されています。
時間をバラバラに見せる事で、観客に経過を想像させ楽しませてくれます。
ただ、決して明るい映画ではありません。
かと言って暗すぎる映画でもありません。
この映画を観るか否かはあなたの「選択」によります。
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CASSHERN-キャシャーン- |
まず一言感想。
惜しいっ!!
実に惜しい映画だった。
脚本(ストーリー)が面白かった。
映像ばかりが凄い、内容のつまらない映画やと思ってみたら、良い意味で裏切られた。
脚本はやはり物語の軸やと思うので、脚本が面白い時点でかなり良い映画であるといえる。
この点では、かなり好印象であった。
しかし、映像が僕にはなじめなかった部分もある。
確かに映像はCGを使っていて、独特の世界観を表しているし、美しい場面もあった。
しかし、それがために観にくい場面もあった。
具体的に言うとキャシャーンの戦闘シーンなどは、スピード感ばかりが目立ち
何をしてるのかわからん場面もあった。
これは物語性と戦闘シーンを使い分けているのかも知れないが、もうちょっと工夫が欲しかった。
つまり、CGを最大限に使うがあまり、映画自体に観にくい印象を与えてしまう箇所があったのだ。
次に、伝えたいことを表現するために、独特の世界観を壊してしまっているところもあった。
そこに、もうちょっと一工夫欲しかったなぁ・・。
う~ん、惜しい。
ただ、それを差し引いても、お勧めできる映画であると思う。
実に今日的な問題やけど、実に普遍的な問題を提起している。
使い古された問題提起をキャシャーンという媒体を用いて訴えている。
これを観て、使い古されたが未だに解決できない問題を考えるのも一興やと思いました。
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DAWN OF THE DEAD |
古典ホラーの傑作「ゾンビ/Zombie-Dawn of the Dead」(1978)のリメイクである。
素晴らしい脚本は時代を超えるという良い見本のような脚本であった。
ゾンビを媒体に描くことで隠喩しているのは何であろうか。
ゾンビに脅える人々の特徴を挙げよう。
常に他人に脅えながら過ごしている。
人を信用できない。
自己の利益のためなら、他人の利益を侵害する。
勘の鋭い人ならば分かったかもしれない。
ここで僕なりの答えを言うのは避けたいと思う。
次に、この映画を観て思ったことは、今のアメリカの現状の悲しさである。
自分達から質の良いコンテンツが出なくなってきているのだと思う。
だからこそ、ハリウッドは外国の脚本を買いまくってリメイク作品をどんどん製作しているのではなかろうか?
しかし、僕は期待したい。
僕らが子供のころに胸を躍らせたアメリカ映画を再び作ってくれることを。
そんなことを思いながら、この作品を観た。
ホラー好きなら観れば?そうでもない人はビデオになってからで十分な作品であった。
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BIG FISH |
あなたは自分の子供にどのように自分の人生を話すでしょうか?
この作品はファンタジーです。
心が温まるファンタジーです。
子供がみると楽しい映画かもしれません。
家族でも観れるワクワクするような映画です。
この映画にはいい人しか出てきません。
そんな映画です。
子供からすれば、大人は不可解な言動をするもかもしれません。
しかし、そこには愛があるという事をこの映画は描いています。
人を信じるということは、いかに素晴らしいかという事をこの映画は描いています。
この映画はファンタジーです。
殺伐、混沌としたこの世の中で、
たまにはファンタジーの世界に浸るのも悪くないと思います。
あなたは自分の子供に自分の人生を話すとき、
子供に楽しんでもらえるような話が出来る人生を送っていますか?
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